★★ 母セツ子(82) 100歳まで 6455日 ★★
本日6月5日 ロクゴ → ロウゴ 老後の日
知らなかったよ……
何が変わってしまったというのだろう。
言葉は失われた。記憶も。知性の大部分も。
けれど、長い結婚生活の中で 二人の間に常に、
ある時は強く、ある時はさほど強くもなかったかもしれないけれども、確かに存在した何かと同じものでもって、夫は妻とコミュニケーションを保っているのだ。
映画は 7 年間にわたる介護家族の暮らし
姉妹はそれぞれの暮らしの中で悩みを抱えながら互いを思いやる 仲の良さは羨ましい
主人公が喪っていく 記憶や知性 に 戸惑い、おそらく苦しんでいるのだろう苦い表情……
亡父の晩年を思い出した 病院帰りの渋い顔
↓
↾
映画の終盤は 病院のシーンが続く
お決まりの 骨折からの入院 そして誤嚥性肺炎
酸素マスクを経て 人工呼吸器の選択を迫られる家族
娘たちに仕切られていた母の抵抗 妻としての矜持
我が家も同じだった
映画の中では 父親の認知症の進行が軸となっていった
家に居ながらにして 『家に帰ります』 と立ち上がり
40年連れ添った妻に『両親に会って下さい』と告白する
「Long Goodbye(長いお別れ)」と表現するという。
少しづつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかっていくからだという…
父は遠ざかりはしなかった
しかし 別れの日が遠くないのを感じ始めた一瞬一瞬を思い出す
あれが 長いお別れのメッセージだったのかもしれないと思う一瞬一瞬を思い出す
父は認知症ではなかった
最期の時まではっきりした意識を持っていた
それが、悲しく 切ないが 庇護する立場にまわっても敬う気持ちは変わらなかった
会いたいなぁ・・・・ 怒った顔でもいいから見たいなぁ
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