★★ 母セツ子(82) 100歳まで 6334日 ★★
帰省中 隣家のてん子さんをお招き
亡父のお仏壇にも手を合わせ声をかけて下さる
母セツ子(82)すかさず 嘘泣きする ٩( ᐛ )و
御汁粉を振舞う (とにかく田舎はあんこもの)
いつものお世話にささやかなお礼の気持ちだ
セツ子もワタシに怒られてばかりじゃ カワイソウだ
www.sakaigoyuko.com
テレビからは 沖縄の首里城の火災のニュース
『そういえば セツ子さんとお父さんに 沖縄のお土産貰ったねぇ』
…と てん子さん が 思い出した
ワタシ アルバムを探す・・・
平成2年 1月 あら~ 30年も前だわ
お年玉として沖縄旅行をプレゼントしたのだ
セツ子はこの時 沖縄は初めてだった
出張の多かった父とは違い 新幹線や飛行機に乗るだけで興奮
ワタシのお古のシャネルをぶら下げていき
『旅行先で若い人に羨ましがられたわ』と自慢していたなぁ 見栄っ張りは昔からだ
『 ひめゆりの塔 の 前のお土産屋さんで買ったって ちんすこう を持って来てくれたんだよ』
と てん子さんがセツ子に話しかける
セツ子は珍しそうにアルバムをめくっている
お母さん オキナワ行ったの覚えてる?
ワタシはどれ? ワタシこれ? これがワタシ?
お父さんは? あらーー?
年をとればとるほど若くなる・・・・
アルバムの中の写真
平成になって初めての新年を迎えた年
ワタシはバブルに浮かれ 両親は若かった
認知症 介護という言葉など 聞いた事も無かった
興奮症のセツ子 帰宅するてん子さんから離れない
旧知の隣人や親戚との会話 本当に嬉しいのだろう
オキナワに行ったことを覚えてはいないようだ
けれど 写真を見た時のセツ子の楽しそうな表情
それだけで 充分だ・・・
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