★★ 母セツ子(83) 100歳まで 6047日 ★★
デイサービス 前回と同じブラウスを着ていこうとする母セツ子(83)
ファッションチェックして着替えさせる
後ろのファスナーを上げるため セツ子は肩が上がる
だからこのブラウスも着ることが出来る
肩が上がらないと被りのセーターや下着を身に着けることも困難になるのだ
履いていく靴を選ばせて 持ち物をチェック
バックから 出てくる紙のゴミを捨てさせる 土曜日のゴミだ!!!
あと10分で デイサービスのお迎えが来てくれる
18:00p.m.過ぎに何回もセツ子の携帯に電話する
呼び出し音は くるみ割り人形序曲♪
www.sakaigoyuko.com
それはラジオ 携帯じゃないってば!!!!
仕方がない 家電をならす！
お母さん 携帯電話を探して 今鳴らすから！
呼び出し音は鳴るけれどキッチンやリビングには無い
カメラのスピーカーから 呼出音が聞こえない
あら これかしら?
それは ラジオだってば
いつも 持っている 赤いポンポンのついた携帯電話よっ
これ以上問い詰めても仕方ない
どうして ラジオが 携帯電話に見えるのだろう
認知症の人間の思考回路 本当に難しい
電話を切ると セツ子晩御飯を食べ始めた
認知症のセツ子には 携帯電話紛失の不安は無い
電話裏面にはシールを貼りワタシの携帯番号を書いてある
そろそろ 就寝時間
もう一度 セツ子にカバンの中を探させよう
ワタシが携帯電話をなくしたら 必死で探すだろう
デイサービスに確認しなくちゃ……
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