★★ 母セツ子(83) 100歳まで 5947日 ★★
親しい友人の妹 みほ子さんのご主人(57)が 昨年入院された
なんども死線を乗り越えて ハラハラの一年半の日々
コロナ禍に退院し自宅で介護をすることになった春先
57歳でも 脳血管疾患に起因するという事で要介護4に認定
みほ子さんの苦労は並大抵のものではなかった・・・
天国に旅立ったナオトさん・・58歳になったばかり
若いといえ立派な大人・・・ いやいや オッサンだ
しかしこのオッサン とにかく 女性関係が凄かった
たとえるなら歯とお金の無い火野正平
故人は女性だけではなくて誰にでも優しくて すぐに親しくなるヒトだった
歯もお金も(毛)も無くても 魅力はあったのだろう
病に倒れた彼を気遣う友人 後輩 同僚 からしょっちゅう連絡があったという
リハビリと称して散歩に連れ出してくれる友人も何人かいたという
俺が見てるから みほ子さん 買い物行ってきて下さいよ
疲れるでしょう これ飲んで下さいよ と とにかく誰もが優しかったという
ナオトは 慕われてたのね 良いところもあるね・・・・ と この数年 別居状態だった夫を チラッと 見直したみほ子さん
しかし 友人が連れ出したのは公園ではなく愛人宅!
ジャージのポケットに入っていたラブレターで判明
怒鳴りつけようと思ったら旦那が発熱して 救急車
しばらくして届いたクレジットカードの明細
アクセサリー購入代金 6万円の引き落とし…
寝たきり介護4で 一体誰にプレゼント！！
みほ子さんは怒りを抑えながら今後の治療方針を聞きに病院に通い 夫の携帯 カード 車・・・ 様々な支払いの手続きに奔走の日々だった
意志の表明が出来ない個人の法律手続き 考えるだけで大変だ
大丈夫かしら？？ と 思っていた矢先の訃報
みほ子さんは姉妹を前にこう語ったという
離婚して夫だけ自由になんかさせない と 意地になっていた
それが果たして成功だったか まだ判らない
下の世話って 相手のアソコを大切に拭いてあげる事だよね
それって一緒に暮らしているから そう思えるんじゃないかって思ったよ
私は 夫の お尻 綺麗にしてあげたいと思わなかったよ
そんな人間と意地で一緒にいるべきじゃなかったかもしれない
夫の愛人は 自分のところで倒れて欲しかった
自分だったらなんでもしてあげる って 手紙に書いてたの
私はそんな気持ちなかった 下の世話なんてしたくなかった
やっぱり 愛 が無いとダメだね
www.sakaigoyuko.com
いやいや みほ子ちゃん 本当に頑張って介護していたじゃない 偉いよ
友人を通して 稀代のプレイボーイの30年の行状を つぶさに聞いてきたワタシ
お金がなくてもモテる男というのはとにかくマメ しみじみわかった
ナオトさん きっと天国の美女とうまくやってる
自分が倒れた時 法律的行為が出来る人 迷惑をかける人を大切にする
こういう事を考えておく これが大人のたしなみの一つだ
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