★★ 母セツ子(84) 100歳まで 5484日 ★★
青のトップス グレーのパンツ
暖かくて、軽くて パッと見 華やかなのが
母セツ子(85)のお気に入りなのだ
クスリを飲ませる
しかし この洋服は着替えさせる
この所同じ組み合わせ ヘビーローテーションだ
好みの問題はさることながら 認知症の症状だと思う
清潔さを最優先して当然だ!
3分前の事を忘れる認知症の婆さんのプライド?
そんなの考えちゃいられないよっ というのが家族としてのホンネだ
何冊も本を読み セミナーに通った
自分がもっと優しくしなくてはならない事は充分分かっている
だけど優しく出来ない……
クロゼットに向かわせて チェンジ
はい 着替えましょうね
赤のジャンパー は GAP
ワタシのお古だ
持ち物のチェックをして電話を切る
GAP のジャンパー を 取り換えたセツ子
まぁ ね 仕方ないか…
布地同志の 相性がある
やややや ややっ
クロゼットに行ったセツ子
一体どうするつもりだ??
カメラを見ているワタシは通勤途上のバス🚌の中
声を荒げて怒鳴るわけにはいかない
おいおい おいっ 何するのーーーーっ
あーーーーーっ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾もうっ
ヤラレターーーーーッ
くーーーっ!!!
鏡の前でヘアスタイルのチェック!
このトップスは 1年前に購入
ハデかな? と 思ったけれど なんのなんの‥‥
認知症の母セツ子(85) にもファッションの主張はあるのだ
はい お迎えがやってきました
お薬 飲みましたか――
はい 飲みました~
はい 上着着ましょうねー――
そして セツ子は いそいそ と 出かけていく
週末は 冬のトップスを洗って仕舞おうと決意する
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