★★ 母セツ子(84) 100歳まで 5478日 ★★
浄化槽の管理 清掃の会社C
そちらで電話対応してくれたのが
母セツ子(85)の書道教室の教え子のお母さんだった!
セツ子先生の お嬢様ですよね?
はい お嬢様ですワタシ ほほほ!
10年 いや 20年ぶりの呼びかけにアタマの中はお嬢様がグールグル
失礼だけれど お名前伺ってよろしいですか?
あっ 私〇〇家の嫁なんです 今は××に住んでます
〇〇▲▲▲ の 母親です
〇〇さんと言えば 私の一つ年上の先輩がいらした
あちらの お嫁さんなのね~
娘の▲▲▲は 中学生の時★★★賞を頂戴できたんですよ
新聞にも名前がでました
セツ子先生のお力添えのおかげです
本当にお世話になりました
突然の事になんと返したものか 言葉が出なかった
そんなことありませんよ ▲▲▲さんの実力ですよ
いいえ~ 部活動で忙しくて お習字のお稽古も勝手な事ばかりしてご迷惑おかけしました
会長さんには お囃子保存会でも鍛えて(!)頂いたんですよ
会長? あら ウチの父?
はい~ ホントにお世話になりました
いやいやいや…… とんでもない
父が会長だった当時 祭りの掲示には 母セツ子が筆を奮った
お金を貰わなくちゃ割が合わない と 言って夫婦喧嘩していたのを思い出す
父は 長らくお囃子保存会の会長として 子供達に笛太鼓の指導をしていた
セツ子先生 は お綺麗でいらっしゃいました~
先生 お元気ですかぁ?
浄化槽の点検 最期にして頂いた2015年の10月に 父が他界
母は認知症だと 伝えた
身体はとても元気な事も…
両親が元気で活躍していた頃のことを 覚えていてくださる方がいて嬉しいです
ありがとう
なんと嬉しい お彼岸
父も喜んでいる事だろうと思う
こんなやり取りの後 当日の浄化槽の点検が可能になったと言うワケ!
セツ子の書道グッズを探すと下書きが出てきた
〇〇▲▲▲ちゃんに宛てたと思しき手紙・・・・
自分をなかなか分かってもらえなくても
ひたすら努力して 八つ当たりしない人
一体誰に向かって言っていたのだろうか…
困った婆さん 認知症の母セツ子
こんな風に 今も他人の胸の中に何かを残しているのだ
そんな事を思っていたら デイサービスから帰ってきた
スタッフの男性と嬉しそうに手をつないでいる
ワタシが85歳になった時に 感謝して覚えていてくれる他人はいない
セツ子の人生の豊饒さを改めて思い知った気がした
★★クリック応援❤お願いいたします(^。^)y-★★