★★ 母セツ子(86) 100歳まで 5055日 ★★
昭和13年生まれの女性 85歳
ギネスに掲載された 立志伝中の人セミナーに参加
母セツ子(86)歳と同世代だ
その人は壇上に上がり 机の花を指さしながら
これどかしてね
みんな ワタシを見に来たんだから 邪魔でしょ!?
うーーーーん その通り
私は思い上がった人間ですけれど常に学ぶという事を
して参りました
うーーーん 掴みバッチリ!!
兄姉全員に子守がつくような資産家に生まれたけれど
7歳の時に父上が他界
一気に家業は傾き 母上と兄姉と4人で赤貧の生活
馬糞拾いも致しました
馬糞 判りますか? 馬のウンコを拾って
売りに行ったんですよ
昭和というより 戦前 昔話の域だ・・・・
成長し成功者となるまでの道程の中で 母上の教えが大きかったことを語る
お勉強してね お勉強して一番になってくれたら 貧乏でも人様からバカにされないからね
社会人となり結婚し 兄嫁との折り合いが悪かった母上を引き取り 育児の手伝いをしていただく
そこにご主人の父上 お舅さんを引き取ることになった
私は長男の嫁ですからね 仕方ないんですよ
舅は身体の自由が利かなくなり トイレが間に合わなくなりましてね
それでもおしめはイヤだとか言って サルマタ穿いてるんですよ サルマタ でかいの!!!
仕事で疲れて帰ると 汚れた下着が 7枚も8枚もある
やかん一杯のお湯を沸かして 熱湯をかけてから 洗った
涙が出てきましたよ
母は孫の世話やおさんどんで疲れ果ててる
だから 私がやるしかない
けれど なんで自分が こんなことしなくちゃならないのかと思いましたよ・・・
この人は介護の経験をしているんだ
一気に話に引き込まれるのを感じた
舅は89歳まで生きたんですけれどね
家の息子の嫁はアタリ🎯だ そう言って貰いました
ニコニコと話された
成功譚とほぼ同じ分量の失敗談も盛り込むのがセミナーのコツと言われる 彼女も同じでした(^_-)-☆
私はよく言い間違いをしてしまいましてね
一糸乱れぬ素晴らしい演技でしたね っていわなきゃならないところを
一糸まとわぬ素晴らしい演技でしたねって
ストリップ見たみたいに言っちゃったことがありましたね・・・・
お詫びの気持ちを込めて 尼寺(あまでら)へでも行きたい って 書いたつもりが 読み返してみたら 尻って書いてたりしてね
直したつもりだったんですけれど また間違って 屁って 書いちゃってたかもしれない
だけどもう その手紙出しちゃいましたからね
そういう事もありました
尼 尻 屁・・・・ なるほど
能ある鷹は爪隠す って 書いたつもりがボケちゃいましてねー
熊ある鷹って動物園みたいになっちゃいましてね
立志伝中の人のセミナー ビックサプライズはほぼない
当たり前のことを丁寧に続け 学びを忘れず 感謝を忘れない
壇上で1時間話す人は 85歳
一時間 立ち通しで 何を見る事なく、話を続けられた
講演が終わり 机から壇上を降りるまでの足元が覚束ない
出ていらしたときとは異なる動きに 会場の多くが息詰まるような思いで見つめる
しっかりした頭脳を持つヒトの肉体の老い これほどハッキリ見る事もそうないだろう
今 電話していたことを忘れてしまう認知症の母セツ子
1時間立ちっぱなしでは いられないと思うけれどヨロヨロとはしていない
老いの重さや深さも簡単には図れないのだと改めて感じた
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