★★ 母セツ子(88) 100歳まで 4402日 ★★
朝ドラ カーネーションの事は 何回も書いた
東日本大震災が起こった2011年の秋から放映された本作
死者とともに生きるという思想が盛り込まれた とある
なるほど そのとおりだと思う
ヒロインの母親の晩年 認知症が出てきた
昭和48年 岸和田のお祭り だんじり に
皆が集まっている時 母千代の姿が
見えなくなってしまった
お母ちゃん どこいってん
いてたか?
そこに千代が 経理のメグミに連れられて帰ってきた
仰山お客さん来てるのに お父ちゃんおらんよって
千代の探しているおとうちゃんは 30年前に他界している
ヒロイン糸子の険しい顔 マサ子の怯えた表情
おかぁちゃん と 声を荒げる糸子を
センセイ! と 制するメグミ
認知症の人間が不安がっているのを怒ってはいけない
判ってますよ ワタシだって・・・・・
お父ちゃん どこぞに挨拶してくるって言うてましたで
と 千代をいたわり宥めるメグミ
それでも不安気な表情の千代は マサ子に抱きかかえられ
家の中に入っていく
千代は80代の中盤かと思われる
先生 怒ったったら あきません
ウチの母もああでした
適当に話 合わせちゃったらええんですわ
ヒロイン糸子は東京でのビジネス展開を誘われていた
この夜 決意を伝える
ウチの土俵は東京ちゃう
自分の宝物は ここにある
そう訴えるヒロインから
オマエの生きていく場所 宝物はどこにある?
そう問われたように感じた
お互いこの先なくしてばっかりじゃ
人かてみんな死んでいく
一人でそれに耐えていかんならんねんぞ
相手が死んでいくだけで何もなくさへん
ウチは宝かかえて生きていく
ヒロインはそう応える
・・・・その通りだ 何もなくなっていない
愛した父 綺麗だった義母 ワタシを可愛がってくれた
叔父 叔母 従兄姉たち
ワタシの中から何もなくなってはいない
寂しいけれど…
10数年前に貰った 会社の先輩からの年賀状
お孫さんが生まれ、ペットと暮らし始めたと綴っていらした
歳を重ねて 愛する者が増えていく日々 なるほどーと唸ったのを思い出す
これから愛するものは増えてはいかないだろう
しかし、そうやすやすとは 減らさない!と心に決める
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