★★ 母セツ子(88) 100歳まで 4100日 ★★
少し、時間を遡ります
箒 ほうき 買わなきゃ
ほうき?
ガレージや玄関周りの掃除をするのに箒が必要というツレ
大晦日 にホームセンターに向かった
これって 庭の有る家の必需品なのだ

日用品・・・ えっ?
神棚って 日用品なの?
となりに ホカロン・・・ うーーーん

こういう 大きな店舗にいるとセツ子は
すぐにツレの名前を呼ぶ
ツレヲさーーーん
ツレヲさーーーーん
ツレ 他人のふりしている
手ごろな箒を見つけた様子

店舗の自転車コーナーを覗く
電動自転車は盗難が多いというし・・・

帰りに ワタシの産土神社に寄る
一年間の報告をして 来年もよろしくお願いします と
お伝えしてくる
この近くにあった産院でセツ子はワタシを産んだのだ
当の本人はすっかり忘れているけれど・・・

そうそう 箱根駅伝で復路9区を走った 染谷雄輝君
出身中学がこの近くだ

ツレ 帰宅するなり箒の試し掃き
新年くらいスッキリした気分で迎えたいよね

セツ子には 新年用のファッションショーをさせる
ファッション市場サンキ も 以前のようにサンキュー価格
399円の出物はない
マスタードカラーのニットは999円
クリーム色のはワタシのお古 VIVA YOU
サンドベージュのパンツは裏起毛 これも999円

セツ子は疲れた様子、お昼寝するという

小一時間すると玄関で物音
セツ子 下着姿になって スリッパのまま外に出ている

ツレが クリーナーをかけて モップで拭いた玄関ホール
家の中に枯れ草 芝があるのはセツ子がスリッパで
庭に出てしまうからなのだ

スリッパを脱ぎなさーーーい

全く 本当にアタマに来る
スリッパを脱がせて洗う
怒るまい 怒るまいと思っても無理っ
邪悪な生き物! ゴラムセツ子

本当にイライラするっ
ホームセンターの安売りコーナーにDVDがあった
税込107円!
公表から70年が経過すると著作権消滅で、
安価に複製・販売が可能になる それはわかるけれど…

人生に渡って影響を受けたものがあるかと問われたら 『風と共に去りぬ』だ 繰り返し書いている
小学生の時にテレビで見てから 大久保康雄訳の原作を読んだ
新潮版は格調高く岩波版はより楽しく感じた
しかし、映画が無かったらここまで好きになることはなかった
でもなぁ 107円ってなぁ・・・
時間の経過で様々な権利が消滅していく事は理解できる
最初のうちに充分モトをとっただろう?
もういいだろう?という事であろう
しかし、肉親に対する親愛の情はどうだろう
経年劣化 減価償却させてはならない?
愛の対象はうつろいやすいのも現実
しかし 年をとり、初めて理解できることもある
むしろ そのことの方が多いかもしれない
小さく年老いた肉親 出し殻の様に捨てる事は出来ない…とワタシは思う
私も年を取り、時代も変わった
あれほど惹かれたスカーレットの生き方、今は違う思いで見ている
見る人の年齢、社会経験の度合いによって、違った魅力を見せてくれる小説や映画に若い日に出会えたことの幸せをしみじみ痛感する年越しになった

あぁ もう夜になる
大晦日 定め無き世の 定め哉
時代の移り変わりの中で、大晦日の月を見上げ、人生の無常を感じている 〜井原西鶴〜
そして、セツ子を起こして 年越しそばを食べました チャンチャン
★★クリック応援❤お願いいたします(^。^)y-★★