★★ 母セツ子(83) 100歳まで 6143日 ★★
父の好きだった 水上勉さん
著書は勿論 映画も舞台も 陶芸展にも足を運んでいた
www.sakaigoyuko.com
その生い立ちや人生感 不遇といってもいい前半生に強く共感していたようだ
新刊が出るたび『初版』に拘り 購入していた
NHH-BSで 『飢餓海峡』1965 オンエア
原作を損なわない映像 俳優陣の演技に圧倒される
家族(!)で繰り返し 繰り返し見た作品だ
母セツ子(83)に 電話した
キガカイキョウ やってるよ ビーエスサン ビーエスサン
キガカイキョウ? あぁ ミズカミツトム?飢餓海峡?
認知症のセツ子の頭の中で 昔の記憶がつながった?
両親に感謝していることの一つに本を読むことの楽しさを子供の頃から与えられたことがある
小学生の頃は 水上勉は難解で暗くて・・・ 初めて子供用に書いた『ブンナよ、木からおりてこい』が 夏休みの課題図書になり、父が喜んで買ってきた
水上氏の作品は映像化されたものが多い
読んでから見るか 見てから読むか
セツ子も水上勉さんが大好き❤ (イケメンだから)
父の蔵書 家族で回し読みしていた我が家
読書とはなんと安上がりな娯楽なのだろう
40年前に手にした本 ワタシの中に今も息づいてる
読書する人だけがたどり着ける場所 が あるとしたら 父はその場所にたどり着いていただろうか?
ワタシにそんな場所がある事を教えてくれた父
今 父は大好きな本に囲まれて眠っている
認知症で集中力のないセツ子 飢餓海峡
を最後まで見ていた
古い映画を見ると 必ず呟く
この人生きてる? 死んじゃった? と 独り言を言いながら見ていたかもしれない
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