★★ 母セツ子(85) 100歳まで 5335日 ★★
昨夜はセツ子がぐずるぐずる
軟禁生活も６日間…… ストレスか？
明るくて眠れない
テレビが気になる
暑いだ 寒いだ まぁうるさい
セツ子を寝かせる為、ふすまを締め切りワタシ1人 31℃の真っ暗なリビング
音量を絞って大河ドラマ鑑賞
自分の汗が目に入って痛い
北条義時の苦悩がリアルに迫ってくる
21:00P.M. セツ子の寝息を確認してシャワーを浴びてワタシも就寝
うとうとし始めると カチャリ と ドアの音がした
暑いの💦 胸をはだけたセツ子が訴えてくる
こんなこともあろうかとマスクをしながら寝ているワタシ
口内乾燥を防ぐ事も出来る
暑い 寒い を 2.3回繰り返し 襖を開け放して29℃設定
今度は お仏壇がチカチカしてると言ってくる
WI-FIルーターの事だ
気にしなくていいから〜
寝て〜
今夜に限ってどうしたんだろう………
14人のうちの1人になってしまった不運
しかし、野田市保健所への届け出は出来ていない…
今日は終戦記念日……
コロナとの戦いはいつまで続くのだろう
そんな事を考えていると物音
キッチンに……セツ子が立っている
ワタシ絶叫！！
威嚇しながら抗体検査キットを探した
防衛服を着て手を振り上げベッドに追い込むワタシ
そりゃ怖いだろう
怯えて泣いているセツ子の鼻腔に 綿棒を入れさせる
バリバリ陽性 トホホ
まだ、5日じゃ無理もないか…
どやしつけて寝かせて あちこち消毒してまわる
洗ったばかりの髪から汗が滴る
悔しくて情けない
今日は怒らなかったのに
手を上げなかったのに
最後の最後 消毒液のボトルで 背中や腕を殴りつけた
転ばせると大変だと加減しながら殴るから 隙を見て抵抗しようとしてくる
怯えた母の顔に 更に怒りが込み上げてくる
ワタシの怒りの根源は認知症の母を認められない自分なのだ
他者の弱さを受け入れられない弱い自分
成績が良くないと家に入れてもらえなかった娘は 弱くなった親に手をあげる事で報復する
強く、賢く 美しいものしか認められない 認めたくない
ありのままを受け入れる事が出来ないと言う精神構造は紛れもなく母からの遺伝だ
ワタシは自分が困らないように、加減しながら親に手を上げている
最低だと充分わかっている…
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