★★ 母セツ子(89) 100歳まで 4032日 ★★
久しぶりに丸善に入った
引越し前は 退勤時に必ず入店していたし、
住まいの最寄りのコンビニには書店が併設されていた

有吉佐和子さんの『青い壺』
一昨年から この本がジワジワと売れ出した
書店で平積みになっているのをご覧になった方もいらっしゃるだろう
仕事を引退する男性 相続に悩む夫婦 年老いた母親を引取り介護する娘
「八十なんて、世の中に怕い(こわい)ものなんか
何もないって気になるんじゃないかしら」という70代の女性達
50年前の作品だけれど、人間の普遍性を抽出したような真理が描かれているのが人気の一つなのかなぁと感じる

そうそう ワタシが図書館に寄贈した本
調べたい事があって図書館に行ってみると リサイクル資料 として 入り口に置かれていた

ご自由にお持ちください
どうぞ お家に連れて行ってあげてください よろしくお願い致します🙇 と言う気持ちだ
丸善を出てオフィスに向かっていると 介護仲間みえちゃんにバッタリ
いつも 大荷物だけれど今日は得に凄い
アンタどこから出てきたの?的 ないで立ち!
案の定 父上のいらっしゃる施設から来たという

サカイゴさん 通勤大丈夫?
よく引越し 決心したねぇ
・・・・うーーーん
前から決めていた事だからねぇ
どうして 同居しようと思ったの?
つまり、みえちゃんは セツ子を施設に入所させて、東京で生活を続ける方法を考えなかったのか? と問うているのだろう
ワタシに その考えは 全くなかった

ワタシは 子供のころから親をみることを当然だと思っていた
自分がしていることを特別とは思っていない
一人っ子 一人娘の自分が 老いた親を一人にさせていることにどこか後ろめたい思いを抱いていた
何故後ろめたく思うのかは説明がつかないけれど
弱い者をいたわる心が自分には欠けていることを認識していたからかもしれない
同居は 何かを自分に証明する挑戦なのかもしれない
父亡き後、セツ子には10年間一人暮らしをさせた
ワタシの今の生活 100分通勤は何かを犠牲にしているように見えるのだろうか?
確かにツレには様々な犠牲を強いている
ワタシの挑戦に巻き込んですまない
それを認識して感謝を忘れないようにする
同居には忍耐が必要だ
しかし 我慢のない人生なんてありえない
シアワセで 楽しい という感情は沸き起こっていないけれど、不幸な苦行とも思っていないということをいつかは上手に説明出来たらと思う
みえちゃんは 笑顔でエレベーターに飛乗った

この次に父上に会いに行くのは 来月だという
その間に 何もないように祈る
ワタシがしていることは特別な事でもないし 多くの人がしている事だ
今は、オシャレなレストランや 新作の舞台 映画には御無沙汰している生活だけれど、本は手をのばせば すっと寄ってきてくれる

日本の知、本の力
ワタシに知は乏しい しかし、 本の力は理解している
それは 読書を生活の一部としていた両親のおかげだと思う
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