★★ 母セツ子(87) 100歳まで 4497日 ★★
生活保護を申請すると 三親等内の親族に
扶養照会が行きます
肉親に苦境を知られたくないからと受給を拒む人も
少なくないという
連絡をうけた親族は 速やかな対応をこころがけ、
避けるべきは中途半端な扶養
生活保護で受給できる金額は多額! ではないにしても、
住民税や保険料 医療費が無料になるなどのメリット
も大きい
5年前に 音信不通になって久しい父親の
扶養申請を受けた友人チャコ
おそるおそる 北陸の父上のもとを訪ねた
中途半端な扶養は双方のためにも避けるべき!
と考え、父上の扶養を断ることにした
すると 子供の次は兄弟のところに照会がいく
誰からも扶養がないと判明し、初めて生活保護の
金額が決まる
一部扶養などで 誰かが援助した分だけ
保護費は少なくなる
援助するなら、少しなら…とかではなく、
一生全面的に支えるくらいの覚悟と
資産がないとダメと判断すべきだと識者はいう
それじゃあね・・・とチャコは父上に声をかけ
役所が用意してくれた部屋を後にした
振り返ると父上は壁を見つめていたという
訪ねたのは その時一回きり…
父上は一昨年他界 死因は肺炎
遺骨は ご実家が引き取り 茨城のお墓に
納められたという
小さな菓子箱に入れられた遺品の中に
七五三のチャコと弟さんが千歳飴を持った写真があったという
自分達と別れてから40年 ずっとこの写真を持っていたのかと さすがにジーンときた
だけど マイナンバーカードの写真が弟と似ていたわ
生物学上 自分達が親子だという事は間違いないけれど 寂しいとか悲しいというのは ないわねぇ
ワタシの従兄弟にも将来ほぼほぼ 生活保護確定者がいる
中学校から不登校となり就労経験がない
投資をしない田舎の人間の資産は目減りする一方
叔母が他界したら まず相続税を納められない
放棄したら たちまち住むところがなくなる
現金収入のない無年金の従兄弟
どうにもならない・・・
生活保護のお世話になるしかないだろう
母セツ子の兄の息子
坊ちゃんとして生れ、育ち…… もう50歳となった
先日の通夜には 叔母が来ていた
母方の親戚の中で セツ子が一番高齢
その叔母は82歳 N子叔母と同い年だ
何年か前なら 自分の親戚が 生活保護のお世話に
なるという事を受け入れられなかったかもしれない
しかし今は違う
従兄弟は就労こそしなかったけれど その一族は
数十年に渡り 多額の固定資産税を支払ってきた
先祖代々の山や田畑も まもなく国庫のものとなる
大きな邸でしか生活したことのない 従兄弟
どこかのアパートに入ることになったら やはり壁を見つめることになるのだろうか…
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