★★ 母セツ子(86) 100歳まで 5097日 ★★
奈良岡朋子さんが亡くなられた 享年93
クールでありながらも 暖かく優しい人だったと多くの人が言う
長患いすることなく逝かれたと言う
親しい人でご葬儀を終わらせ、お別れの会を望まれず、お別れの言葉を遺された
新たな旅が始まりました。旅好きの私のことです、未知の世界への旅立ちは何やら心が弾みます。
… 中略 …
これが別れではないですよ。
いつかはまたお会いできますからね。
それでは一足お先に失礼します。
皆さまはどうぞごゆっくり…
様々な役柄を演じられたが ナレーションや吹替でも活躍された
森光子さんのライフワークとして有名な 放浪記
奈良岡さんは 主演の友人でありライバル日夏京子役を演じられた
ご自身もこの役を愛していらしたという
両親もこの舞台が好きで チケットをプレゼントした
テレビ公開も何度繰り返し見ていた
あの時と着物が同じだ とか
ここで ビンタ🫲するんだな と 繰り返していた
2人して 森光子さんよりも 奈良岡さんや 脇を固める役者さんのことばかり話していたのを思い出す
ワタシもその後 その舞台を見る機会に恵まれ
両親の言っていた事が判った
友人を裏切り 男を追い 逃げられてもまた別の男を探す
不器用な正直さで生き抜く主人公
周囲はどれほど迷惑しただろう
ラストシーン 徹夜疲れで眠る芙美子に毛布をかけ
お芙美 あなたは幸せじゃないのね
欲しいものを手に入れるために がむしゃらに努力しても 幸せになれるとは限らない
理不尽で無残な真実を 観客席の誰もが知っている
それでも 奈良岡さんのセリフが胸に突き刺さった・・・
幸運や強運 成功 名誉を手にしてなお 幸せがすり抜けていく
幸せなんて自分で感じる事とは思いつつも、カーテンコールで 不幸せなのは我が事ではないのだ と ホッとした…
ワタシは奈良岡さんを銀座のデパ地下でお見かけした事がある
おつきの方と一緒に マリネやサラダを選んでいらした
会釈してその場を通り過ぎたが すぐに父に電話した
今ね、奈良岡朋子さんが⭕️⭕️デパートにいたの
同じサラダ買ってくるね~ と 報告したら父は笑っていた
先日とある知人が 身内へのお香典について語っていた
亡父は部下だった〇〇の面倒をみた
それなのに◯◯は香典を ▲▲▲円しかよこさなかった
どうやら、◯◯は恩知らずだ!と訴えたいらしい
ちなみに▲▲▲円はワタシが包んだ額と同額だった
奈良岡さんの清々しさがひときわ心に染み入った
改めてご冥福をお祈りする
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