★★ 母セツ子(84) 100歳まで 5669日 ★★
同僚のご両親 昨年からそろって高齢者施設に入所していらした
父上が体調を崩されて入院 そして退院されて
施設に戻っていらした翌日の事
母上に看取られて天国に逝ったのは 夏になる前
この3,4年 ご両親は代わる代わる入退院を繰り返した
しかし ワタシより年長の同僚が ご両親がそろってご健在なのは
本当に羨ましかった
父上 享年95 死因は老衰 天晴だ
母上は そのまま 高齢者施設にいらっしゃるが 四十九日 新盆 と
法事の度に帰省していた同僚
妹さんも隣県から戻り 母上を施設から連れ戻して家に帰る
母娘水入らず を楽しむらしい
お父さん死んだ? いつ死んだ? あれーー
母は 家に帰ってくると 米がないとか 味噌がないとか
主婦に戻っちゃって バタバタするのよ
今夜はここで ご飯食べるんだよ って言うと
スッと魚屋に電話するのよ
イキのイイのをおつくりにして4人前 お願い
電話するときは 亡くなられた父上も数に入れるらしく
4人前の注文をされる母上
お父さん死んだ? いつ死んだ? を 繰り返される母上
その様子を同僚が心配するのは判る
だけどね・・・ 認知症ってそういうものなんだよね
同僚は2人姉妹
1/4 の法定相続分の権利があるけれど 足しげくご両親のもとに
通ってくれた妹さんに自分の倍 相続分を譲ったという
同僚は子供がいない 妹さんは永らく専業主婦でお子さんがいらっしゃる
アンタはこれからもお金がかかるかもしれない
だから無駄遣いしちゃダメだよ って 渡したのよ
出来ない事だよなぁ‥‥ 立派な事だよなぁ
子供がいないが故に 将来の不安の為に親の遺産を欲しいと思っても
不思議はないし その気持ちも判る
ここからは ワタシの持論
家族と言うのは お財布が一緒の人の事だと思う
相続での兄弟姉妹が骨肉の争いとなるのは 財布が違うからだ
遠くに暮らし永らく顔も見ていない兄弟姉妹より 一緒に生活する
配偶者や子供の為に少しでも多く・・・と考えても当然ではないだろうか?
平等に分け合うことを重要視しすぎたあまりに、コストがかかり取り分が少なくなってしまう例もある
話し合いができればもっと良い解決方法があるのに、感情的なしこりがあってそれができないということも見聞きする
同僚の様に考えられるのは 本人の思慮深さ思いやり 経済力は勿論だけれど
その配偶者に理解がある事も大きいと思う
親のお金なんて要らない と言わないのだったら
親孝行という義務も果たさなくちゃね
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