★★ 母セツ子(84) 100歳まで 5570日 ★★
久しぶりにK子から 連絡
某所タクシー乗り場で 30数年前にワタシ達が通っていたマナー教室(笑)の先生を見かけたという
えーーーーっ マダム?
そうよーーー マダムよっ
マダム 毛皮着てたのよっ!
あらーーーっ セーブル?
そう セーブルよっ
何故ワタシが マナー教室なんて通っていたか?
第一次結婚ブームの頃だった
袱紗からご祝儀袋を出した友人に引き換え、ハンカチで包んできた自らを恥じたのだ
マナー本からは学べない事がある
外交官の家庭に生まれ オーナー経営者の一族に嫁ぎ、海外暮らしが長かった女性が自宅を開放して様々な知識を伝授
修行とか鍛錬とはかけ離れたお教室!
楽しみながら 手っ取り早く教わりたい軽薄なワタシ達にピッタリ
身に着いたものは殆どなかったが 豪華でも上品ではないモノ、お金持ちが買わないモノが判った…というところかな?
陶器磁気の扱い方の違い 漆器についての知識 テーブルナプキンの扱い方
靴の手入れ 磨き方 ネクタイの手入れ・・・
傷んだネクタイをしている殿方の奥様は主婦失格ね
(*_*; (*_*; (*_*; (*_*; たらーーっ!!
ネクタイって色柄 センスではなく、傷みまで見られるという事を知った
上品(!)な 言い回し というのも学んだ
いかんなぁ 使ってないなぁ
良いものを手入れして使う事こそ 上品の神髄だと繰り返し仰られた
この⭕️⭕️は娘時代から使っているのよ と スカーフやカーディガンを見せてくださった
毛皮の良し悪しについても教わった
だから K子はあのセーブルの毛皮!とわかったのだ
男子諸君には判らないかもしれませんが女子ってこういう生き物です
断続的に2年ほど通ったけれど、マダムの父上が倒れられてお教室の開催が難しくなった…
K子はその後も学びを活かし テーブルコーディネートやら何やら勉強を続けた
ソコソコの資産家の のんびりしている(^_-)次男と結婚したK子
その後も色々とマダムに相談していたのだ
マダムのご両親が高級老人ホームに入所されたのは20世紀の事
介護保険制度がスタートする前だ
介護が必要な高齢者の増加、長寿化による介護が必要な期間の長期化を踏まえ、家族の負担を減らし、高齢者の介護を社会全体で支えることを目的とし、1997年に介護保険法が成立し、2000年4月に介護保険が施行された
2億を超える一時金を支払っての入所
高度な介護をプロから受ける為に納めた金額だ
それなのに 何故 介護保険料なんて支払う必要があるんだ! と施設入所者や家族が問題提起したという
介護保険料は基本 給与や年金から健康保険料と同様 自動的に天引きされる
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/2gou_leaflet.pdf
おかしな話でしょう?
だからね、年金から支払った介護保険料 介護施設から返ってくるのよ
お年玉みたいに年明けに水引の袋に入って返されるのよ
・・・・と笑っていらしたというのが10年前の話
マダムは76歳 吉永小百合さんと同い年
毛皮を着てお出かけになる体力も気力もご立派
元気なシニアって沢山いらっしゃる
マダム自身は ご自分の介護についてどうお考えなのか お聞きしたい
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