『遠隔円満❤介護』 一人娘   働きながらの遠距離介護日記

『 遠隔円満❤介護 』 一人娘 働きながらの遠距離介護日記 ◎頭に冷(礼)湿布 心に温(恩)湿布 タフでなければ介護できない 優しくなれなければ介護する資格はない?

こわいーーーっ 助けてーーー

★★ 母セツ子(86)  100歳まで 4818 ★★ 

 

 

新年 取引先に上司と挨拶に回る

5年振り・・・ そう 5年ぶりだ

 

 

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干支手ぬぐいを配って今年もよろしくお願いします と 名刺交換

 

…昔なら ここで お屠蘇が振舞われたものだ・・・

 

 

 

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10年前には 半日歩き、履いている足袋が アスファルトの埃でまっ黒になるほどだった

 

銀行も お正月の立派な飾りは見当たらない

 

丸の内で 振袖をお召しになられたお嬢さんが

出迎えて下さったのも 今となっては懐かしい

 

 

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震災や 羽田での飛行機事故で 遠慮 自粛されたのかもしれない・・・・

 

東京になかなか戻ってこれなかった同僚 地べた族・・・

 

 

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飛行機に乗れなかった知人

日本中で こんな人が大勢いらしたのだろう

 

 

 

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金沢についた先輩からも連絡が入った

大事にはなってなかった様子だとの報告

 

 

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3.11 を 思い出す 

 

あれは金曜日 地震直後には電話は通じた

  

ツレ 実家 そして義母 に 電話

品川のオフィスに勤務していた義姉にメール (当時はi-mode)をして 我が家に泊ってもらうよう連絡した

 

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研修受講中だったワタシ

隣席の沖縄からの参加受講者が ビルの揺れに絶叫していたのを思い出す 

 

こわいーーー 助けてーーーー

 

死にたくない―――

 

いやーーーー   

いやーーーーっ

 

 

地震の揺れも怖かった しかしそれと同じくらい怖かった

 

死にたくないーーっ と 眼前で叫ばれるのを想像して欲しい

 

怖かった 本当に恐ろしかった

 

 

台風は怖くない だけどこんな地震は経験したことがない

沖縄の人は全身を引き攣らせて震えていた

 

 

日曜日には 乱れたダイヤの電車を乗り継いで野田に帰った 

両親の顔を見て安堵した

 

 

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ワタシの勤務先 金沢支社は 400人超の職員が勤務

5日の朝には安否不明者3人と発表

 

連休明けには 全員の確認が取れることを祈る

 

 

新年会をする予定だった仲間からLINEが入った

共通の知り合いの訃報

 

 

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凍死・・・・◯◯さんはお酒が好きだった

 

公園のベンチで寝ちゃったよ… 武勇伝? を何回も聞いた

 

 

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ご冥福をお祈りする

 

 

人の命はいつか終わる

 

多くの人間は 自分の死に方や 死に場所を選ぶことは出来ない

 

一人で死ぬのが悲しい? 

 

いや そんなこと思ってない

 

だけど 事故や災害っていうのは 辛すぎる

 

 

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