『遠隔円満❤介護』 一人娘   働きながらの遠距離介護日記

『 遠隔円満❤介護 』 一人娘 働きながらの遠距離介護日記 ◎頭に冷(礼)湿布 心に温(恩)湿布 タフでなければ介護できない 優しくなれなければ介護する資格はない?

介護の推薦図書  スカーレット・オハラⅢ世

★モーニングコール  7:58 携帯 1分58秒 薬チェック  洗濯機に下着イン チェック★

 

先週、割とハードだった 木曜日会社休んでしまった    

有給って こんな時の為にある…  んだよね?

 

以前から読みたかった本を2冊 読んだ

 

 【モモコさんと僕】林静一

林静一 水森亜土の次に名前を覚えたイラストレータ

モモコさんは 林さんの母上のお名前だ

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僕はモモコさんの病名が 老人性痴症ある事に驚いた。

モモコさんと無関係の病気だと思い込んでいた。

 

兄さん と、母に声をかけられた時   息子として林さんが この病の深刻さをずっしり感じていく瞬間を穏やかな筆致で綴っている

 

繊細 デリケート……もっと過剰でうっとおしい 厄介な心の病?を抱えていた母親に対する複雑な思い  

 

林さんのモチーフ 頼りなげな 少女のプロフィールは若き日の母上の 心の揺れ?を投影しているのだろうか?

 

モモコさんと僕

モモコさんと僕

 

 

僕にはあっという間の5年間だったが、モモコさんにとっては、一緒に住めると思い続けた5年間だったのだろう。

 

若い頃から母を弱者として労る視線が出来ている筆者

 

最近はあまり使わなくなった 痴呆症 と言う言葉が随処に出てくる

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この本は1994年 平成7年の出版 

前年にはきんさんぎんさん園遊会に招かれた

 

介護保険が無かった時代 優しい家族の介護の話は昭和の香りが濃厚だ

 

【シズコさん】佐野洋子

100万回生きたねこ 佐野洋子さんの作品

 

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私は仕事をやめる気がなかった。仕事が好きだったのではない、母の為に仕事を捨てる気が全くないのだった。

月のかかりは 自由の代償だと思えば、働く方がずっと楽だった。

妹は老人ホームに母を入れる事に同意した。

 

シズコさん (新潮文庫)

シズコさん (新潮文庫)

 

 

 母と娘の葛藤 弟妹との軋轢や親戚の存在

悪人はいないが 母の介護費用は佐野さん一人の負担  

離婚したいと言う弟は母親を追い出した妻との生活に追われ、妹は細か過ぎてヘルパーさんと仲違いを繰り返す

 

私は美貌の無いスカーレット・オハラ、才能のない美空ひばりになった。 長女だからである。

 

美貌のないスカーレット・オハラ!よくぞ言った

スカーレット・オハラⅢ世を名乗りたいワタシ!

 

ワタシは自分が一人娘で本当に良かったと思う 

兄弟姉妹に煩わされるなんて まっぴらだ!!

 

ホームで、母さんは『愛』以外のものは全て満たされている。

 

ワタシも死ぬ。生まれて来ない子供はいるが、死なない人はいない。

 

佐野さんはこの本を出版してから2年後に他界

 

静かで、懐かしいそちら側に、わたしも行く。 ありがとう。  すぐ行くからね。  

 

 人生いろいろ 介護もいろいろ

みんな違って みんないい 心底そう思う

 

 

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