『遠隔円満❤介護』 一人娘   働きながらの遠距離介護日記

『 遠隔円満❤介護 』 一人娘 働きながらの遠距離介護日記 ◎頭に冷(礼)湿布 心に温(恩)湿布 タフでなければ介護できない 優しくなれなければ介護する資格はない?

9.11を 忘れてしまった……

★★ 母セツ子(86)  100歳まで  4932日 ★★ 

 

9.11 のこと 覚えてますか?

ワタシ今年はすっかり忘れてしまった

 

 

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ウクライナ問題や 第9波 といわれそうなコロナ? J事務所?  ニュースでも さほど取り上げなかった感じ?

 

2001年9月11日 22年前になる

 

父の胃がんが判明したのが、翌日9月12日……

 

市の健診を受けて その後 カメラでの再検査の結果が判明した

 

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父の口臭が気になったのはその4か月前 当時父は72歳 

 

2回手術をして癌は治癒

 

86歳になる2ケ月前まで生きてくれた  

 

 

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血圧降下剤を貰っている病院で治療の話をしていた父に

柏にある 国立がんセンターでの治療をすすめたワタシ

 

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「ヒゲの殿下」と親しみを込めて呼ばれていた三笠宮家の寛仁さま も いらしてた

 

スタッフ皆んながいつにも増して真っ白なピカピカの白衣でお出迎えされていたのが印象深い

 

45歳で食道がんを発症した殿下 以後手術は16回に及び、66歳のその日まで闘われた

 

 

・・・・すぐ近所に 癌治療の最高峰の病院がある

 

そこで 最高の治療を受けて欲しい とワタシは父に言った

 

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馴染みのある病院で治療を受けたがった父を説得した 

 

決め手は看護師をしている従姉妹のミホ の 言葉

 

国立がんセンターのナースは公務員だから 休みもたくさんとれる 

お給料もいいからみんな優しいんよ

 

私みたいに病院をバタバタ走ってないよ

 

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お父様! 癌センター は お医者様だけでなく 

ナースがとても優しいって ミホが言ってるわよ!!

 

父は 癌センターで治療を受ける事に納得した!!!

 

 

 

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半日前には恐怖に涙を流した 

 

映画の様な惨劇をテレビ画面に嘘であってほしいと願った 

 

しかし、父の癌の知らせを聞いた途端に 外国の災難はアタマからスーッと消えた

 

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父の命の方がずっとずっと大切だった

 

これからの世界がどうなるかより 父の事が心配だった

 

父の治療が終わるまで ワタシは酒断ちをした

 

9月11日になる度に 父の事も思い出していた事を思い出したけれど ついに9.11を忘れた…

 

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先週 大切な先輩から コンサートのお誘いを頂いた

 

ツレの予定を確認してから返事をしようと保留

 

 

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10月〇日だけれど ▲▲先輩のコンサート 行けるよね?   

 

キミ・・・・ その日って お父の命日じゃないの?

 

忘却とは忘れ去ることなりーっ

とはいえちょっと酷いよね ワタシ

 

お父! 先輩 ごめんなさーーい!

 

 

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