★★ 母セツ子(82) 100歳まで 6445日 ★★
同級生の急死・・・ 旧友と連絡を取り合い
先週から長電話した 同級生は皆 介護してる
サカイゴ介護してるんだって~
お母さん大丈夫なの? と 挨拶もそこそこだ
・・・・昔々じゃないあるところに vol.18・・・
D子はワタシと同じ一人娘 元気な母上と同居
D子宅 隣は親戚で 70代後半になる叔母が一人暮らし
県外に嫁いだ同い年の従姉妹が来ている様子は無い
隣に住みながらも行き来のない親戚 そういう間柄
その 隣に救急車がやってきたのは 5月
担架に乗せられた叔母は手提げ袋を握りしめ下半身は
汚物にまみれていたという
↓
↾
叔母は腸閉塞 そのまま入院し手術となる
従姉妹が20年ぶりにD子の家にやってきた
家を片付ける と いう従姉妹に伴い行ってみると
ゴミ屋敷寸前!!!
客間だった飾り棚の脇にうずたかく積まれた衣類を片づけると大きな鳥かごが出てきた
中には干からびた鳥の亡骸
D子も従姉妹も悲鳴を上げたという
キッチンには 使いかけの調味料 カビだらけ
一人暮らしには不要の一斗缶の油も固まっていた
トイレには何故か 空き瓶が200本も並ぶ
D子は ゴム手袋で涙を拭いながら片付けたと言う
これからどうするの? D子が尋ねると従姉妹は無言
3日間 掃除を手伝った事に対してもほぼ無言
病院行って来れば? と いうと ああ・・・と言いつつ動く気配が無い
4時も過ぎて 面会時間終わっちゃうよ と 急かすと漸くノロノロと出て行く始末
そういう人間っている いるよなぁ
他人か何かしてくれるのを待っているタイプ
ありがとう とか すいません と言う言葉が出てこないのだ
慎重なのか 愚鈍なのか 判らない
ワタシやD子のように セッカチで チャッチャと物事をすすめて行く タイプにはどうにも歯がゆい
『やってやる甲斐がないのよ あそこんちは』と D子の母上がせせら笑い
『お母さんの親戚でしょうっ!』と 親子喧嘩になったと言う
県外に住む夫と子供のいる家庭から通ってくる従姉妹
何も言わずにス――――っと来て、スーーーーッと帰って行く
ウチのお仏壇に お線香一本あげに来ないのよっ
叔母がどうなったのか 判らないけど 戻ってきても 戻ってこなくても心配は消えない
『介護申請とか 手続きとか 身内がする事だけどさ なんか気にしないワケにいかなくてさ』
田舎は隣近所や親戚づきあいが 緊密だと言うのは誤解だ
都市部も地方も 頑迷な年寄りは孤独になると言う事実
感謝や謝罪の言葉が出て来ない人間もしかりだ
しかし 自分がそうならない保障なんて無い
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