★★ 母セツ子(85) 100歳まで 5405日 ★★
下町っ子の友人が母上(73)と 父の日のプレゼント探し
父の日と言っても お爺様94歳へのプレゼント
友人は 一昨年 父方の相続で一挙にお金持ちになった
昨年もコロナの中 すんごい父の日弁当を注文したという
その時見せられた写真 おせち料理かと思ったくらいの豪華さ
今年は 3年ぶりにお祭りやるって言うから 浴衣作ってやろうと思ってるの~
94歳になるお爺様に 浴衣を新調
最後につくったのが米寿のお祝いの前だったからねー
7年前だねー
あの時 これが最後の浴衣かなぁ なんて 言ってたねー
爺ちゃん 今度もきっとそう言うよーと母娘して笑ってる
とか何とか言って 呉服売り場に行ったら
2人して自分たちの反物をみてる
お金持ちの買い物に付き合うのはホントに楽しい
そうだ ワタシは 草履が欲しかった
こちらも 久しぶりの催事 訪問着用の草履をさがしていると 店員さんが70000円の値札の草履を出してくる(@_@)
お金持ちと一緒にいる 弊害もある・・・
怯えているワタシに 友人の母上が放つ言葉
いいスーツにサンダル履きじゃ変でしょう?
ハレの日にはビシッとしないとねっ
足元見るって 靴だけじゃなく 草履も見られるよっ
ここでケチったところでどうしようもないのはわかる
母セツ子(85)の親戚にはそういう手合いが多い
肝心なところにお金を使わないのだ
親戚は両極端 お金持ちと貧乏
不思議な事だけど お金持ちはお金を出し渋るけれど
貧乏人は派手に使う・・・
お金を使わないから貯まるのではなくて お金があっても使わないのだ
冠婚葬祭に汚れた靴で参列する
美容院に行って髪を整えない
そんな事に気を遣うことなど考えてもいない言わんばかりのヨレヨレのネクタイ
一方の貧乏な親戚は どこで作ったか家紋入ネクタイに大僧正が持つようなお数珠
お金持ちも貧乏も どっちもカッコ悪い
使う時にお金を使わないとケチだと言われる
そう言う事が全部消えていってしまうのが 年をとるという事なら そこに至るまでせいぜい見栄を張ろうと思う
ワタシが 母セツ子(85) に 明るい色の洋服を着せるのも見栄の一つだ
友人のマリメッコのワンピース
大胆なお花のモチーフで素敵ね と褒めた
電車に乗ったり 人混みに出る時はこう言うのを着るようにしてる
遠目が利くから迷子にならないでしょ といい チラッと母上の方に目をやった
階段の所では サッと手をつなぐ2人
ご近所用にデパ地下でおせんべいを買って行くという
これからの季節は乾き物だよ と 食中毒を心配しているのだ
ちなみに お爺さまの浴衣は家で仕立てるそうだ
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